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今月のメトロニュース
2019.8.5発行 No302  
特集 版元さんリレーエッセイ 今日もほのぼの日和 次に来るのはこの一冊!

次に来るのはこの一冊!
作家 仁木英之

 全国四千六百万のメトロ書店ファンのみなさまこんにちは! 激しい雨の後は一転、夏らしい暑さがやってきましたね。中々色づかなかった庭のミニトマトもようやく茜色をまとい、今度は食べきれないほど。何事もちょうどよいとは行かないものです。
梟の一族  さて、そんな夏の読書を彩ってくれる一冊はこちら!『梟の一族』(福田和代・集英社)超人的な力を持つ眠らない一族の物語、と聞くだけで心が踊ります。その力を受け継ぐ少女に降りかかる試練とは……。
 実はですね、私も「現代忍者モノ」を書いているのですよ。似たテーマで書いているとより面白く感じますし、何より悔しさがこみ上げてくるのです。こういう切り口があったか、こういう書き方があったか、と。
 福田和代さんはドラマ化された『怪物』をはじめとする警察ミステリ、『迎撃せよ』のようなミリタリーサスペンス、『碧空のカノン』『空に咲く恋』のような爽やかなお仕事小説など実に幅広い作風をお持ちです。綿密な取材力と卓抜した構成力で、読者に新たな世界を広げてくれます。特にこの取材力とそれを作品に生かす技量が素晴らしい。
 その好奇心とフットワークの軽さで取材対象の懐に飛び込み、生きた言葉を持ち帰ってくる。世界と読者を繋ぐのが作家の力の一つであると常々思っていますが、繋ぐには双方の間に立つだけでなく、自らが動かねばなりません。それができる作家の描く物語の何といきいきとしていることか。

『梟の一族』は福田さんにしてはややファンタジー色の強い物語であります。ですが、ふとした一文に、エピソードに、これまで積み重ねた取材などに裏打ちされた重厚なリアルさがあるように感じて、また面白く読まされてしまうのです。
 福田さんは神戸三宮駅前に本とコンピュータのイベントスペース&カフェ、デジタル・ケイブを開設されました。本作を片手に訪れるのもまた夏休みの有意義な一日となるのではないでしょうか。


(最近の仁木英之)
夏だ!花火だ!小説だ!というわけで私も負けじと小説を花火のようにブチ上げておりますよ。『興隆編』『信長の天運』『秀吉の躍進』と続いてきた柴田勝家と織田軍団の物語「レギオニス」シリーズの最終巻『勝家の決断』(中公文庫)が発売されました。頂に立たず、麓を良しとしなかった男の生きざま、とくとご覧あれ! メトロ書店にて好評発売中!

 
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